ヤクマンブルース（2014年生、母セイウンヒメラギ）

ヤクマンブルース（2014年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「麻雀の役満＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカネヒキリ（当時12歳）と交配したセイウンヒメラギが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。主な勝ち鞍は2018年の一般C1三四。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月4日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3月4日、中5週で迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

4月30日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハコダテマイカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の青田波特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のあーやんを大事にすると誓う正義杯（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて、最後は2着のフレンドリークロスを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

10月12日、中2週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた12戦目は、スカメシ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた13戦目は、冬菊特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ゆがわら戦隊ゆたぽんファイブカップ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2018年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦の紅梅賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルアクストを半馬身捉え切れず2着となった。

2月28日、中3週で迎えた17戦目は、ジオファーム八幡平ゆきえさんありがとう（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月13日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオニノヘイゾウに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

4月5日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた19戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスイートピー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月26日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた20戦目は、春和特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた21戦目は、山女特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月23日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、タワリシチ10th記念ぷるるんカップ（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた23戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヒマワリ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のミューザ川崎シンフォニーホール記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。