コスモハーヴェスト（2008年生、母マウンテンリッジ）

コスモハーヴェスト（2008年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋収穫」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時11歳）と交配したマウンテンリッジが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方29戦8勝2着2回。2011年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月28日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

10月31日、中5週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3歳（2011年）

2月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

4月2日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマヤノチェラブに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のケンエピソードを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

6月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハビーバティーに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月5日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドドラゴンに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月4日、中5週で迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウカイバロンに1馬身の差をつけて5勝目をマークした。

11月10日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のライラハリケーンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月12日、中4週で迎えた14戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のプンジャガハティに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2012年）

1月2日、中2週で迎えた15戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた16戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた18戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のモエレベローチェをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月20日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1六（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた20戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

6月12日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤裕人騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた23戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、金目川特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月26日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた27戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ニューロジカルに3/4馬身交わされて2着となった。

11月15日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーシンドクトルに交わされて4馬身差の2着となった。

12月6日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた30戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ふゆぼたん賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5歳（2013年）

2月3日、中4週で迎えた31戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた32戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた33戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた34戦目は、頑張れ高知けいば特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた35戦目は、道の駅田野駅屋特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山頭信義騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。