ブライティアピア（2006年生、母ダイタクピア）

ブライティアピア（2006年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時11歳）と交配したダイタクピアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はコアレススタッド。戦績は、中央平地10戦1勝、地方26戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月6日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3歳（2009年）

1月17日、中5週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のマンテンパパに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

2月14日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。16着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

9月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦1勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。16着に終わった。

11月22日、中7週で迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

4歳（2010年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は減速してしまい18着に終わった。

8月22日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、盛岡市産業まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のヨイチクローンに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、もみじ賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオンワードアコールをハナ差振り切って制した。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、シルバーステッキ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラヴァリーズームに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、ディセンバーカップ（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルリファインに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、大野木工レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスクリームイーグルを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5歳（2011年）

5月21日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、ハヤチネウスユキソウレース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた17戦目は、焼石岳レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハッピートークをハナ差だけ差し切って7勝目を挙げた。

6月18日、中1週で迎えた18戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（5戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた19戦目は、楽天競馬賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲンパチタキオンに6馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

8月1日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（8戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた22戦目は、大野木工レース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で関本淳騎手（9戦5勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月9日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、がんばろう大槌（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったカミノヌヴォーに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

10月22日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた24戦目は、後藤新平記念館レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったファンタジックキーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般A一（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（10戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた26戦目は、岩手山焼走り溶岩流レース（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（11戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったベルモントダイヤに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた27戦目は、日本一前沢牛レース（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（12戦5勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダンストンリアルを半馬身振り切って雪中の一戦を制した。

6歳（2012年）

1月9日、中2週で迎えた28戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（13戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4月14日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、秋田駒ケ岳レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（14戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、フレイムヴェインに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中1週で迎えた30戦目は、ミヤマリンドウレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（15戦6勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、オウシュウサンクスに半馬身交わされて2着となった。

5月13日、中1週で迎えた31戦目は、中津川レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（16戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた32戦目は、早池峰賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（17戦6勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた33戦目は、種山ヶ原レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で関本淳騎手（18戦6勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた34戦目は、オッズパーク賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（19戦6勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた36戦目は、宮古秋まつりレース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（20戦6勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。