エーシンマリポーサ（2004年生、母エイシンマリアンナ）

エーシンマリポーサ（2004年3月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋カリフォルニア州の地名」。毛色は栗毛。種牡馬のPulpit（当時10歳）と交配したエイシンマリアンナが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦1勝、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

15歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。16歳のとき、栄進堂から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、コスモヴューファームによって242万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月23日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイマイスキーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳500万下（京都芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3歳（2007年）

2月25日、中9週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

7月21日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

9月23日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B1一（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた9戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第一戦）（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月3日、中3週で迎えた10戦目は、ノベンバーカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1二（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラビットジーズニを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般B1一（水沢ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた13戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーカップ（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンエムブレイヴを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月2日、中0週で迎えた14戦目は、楽天競馬杯（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。