テングクラブ（2020年生、母カウントオンミー）
Tengu Club
2020.04.06
テングクラブ（2020年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天狗+クラブ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時7歳）と交配したカウントオンミーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上 欽哉。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦4勝2着7回。2024年のハヤテ特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、村上欽哉から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、寺田秀樹によって2,200万円で落札された。
角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。
8月20日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。15頭立ての11番ゲートからスタート。競走除外となった。
デビュー前
1歳のとき、村上欽哉から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、寺田秀樹によって2,200万円で落札された。
角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2023年）
3月19日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/重）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。
4月16日、中3週で迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。
6月17日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。
8月9日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップ ラズベリー賞（名古屋ダート1500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河原田菜々騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。
9月28日、中6週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた5戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ニューアルケミーにクビ差交わされて2着に甘んじた。
10月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。
10月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったグローブフェイムに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。
4歳（2024年）
4月8日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、C2七組（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイナトゥーラに約10馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。
4月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のラフカットジュエルに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
5月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパンプキンズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
5月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったドロットニングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
6月11日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファインローズに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
6月24日、中1週で迎えた13戦目は、種山高原賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したモールを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。
7月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ラージベルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
7月31日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったチェリーブリーズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
8月26日、中3週で迎えた16戦目は、リューココリネ賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったクレーンロケットにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
10月1日、中4週で迎えた17戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦4勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。
10月15日、中1週で迎えた18戦目は、ハヤテ特別（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。
11月12日、中3週で迎えた19戦目は、2024盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で村上忍騎手（11戦4勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。
11月25日、中1週で迎えた20戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で村上忍騎手（12戦4勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。
12月18日、中2週で迎えた21戦目は、ローズクォーツ賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で村上忍騎手（13戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。