ベルモントカントル（2008年生、母アンファング）

ベルモントカントル（2008年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋歌手（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時21歳）と交配したアンファングが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地7戦1勝、地方14戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

3月5日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のロイヤルインパクトをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月10日、中4週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月4日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

10月23日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

4歳（2012年）

2月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアオサギ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、スマートボーロに交わされて2馬身差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定のハンデ戦の越生梅林賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

3月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、春疾風賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したスマートボーロを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月4日、中2週で迎えた11戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた12戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、芦ノ湖特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月3日、中2週で迎えた13戦目は、端午特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、小田原城花菖蒲特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジパングファイターを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

6月13日、中3週で迎えた15戦目は、パール特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったトウカイバロンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた16戦目は、彦星特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したカラーレストパーズを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた17戦目は、スターライト特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、チョウサンペガサスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、中3週で迎えた18戦目は、保土ヶ谷宿特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（9戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のレオエンブレムに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月11日、中2週で迎えた19戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（10戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のダルニムをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月19日、中4週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた21戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（11戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。