ソウルクィーン（1995年生、母コックスクイン）

ソウルクィーン（1995年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時8歳）と交配したコックスクインが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグジャパンファーム。戦績は、地方24戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年のスタールビー賞(一般B2四 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

出川龍一厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1998年）

3月20日、デビュー戦は白田日出夫騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は483kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマキバナスルに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳戦の’98ベストステッキ特別（1）（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月30日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーフォーラムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月25日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヨイチケンリュウーに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

6月21日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、トサノチャンピオンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月31日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦のカンナ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のライラック特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したエイトカラットにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月15日、中4週で迎えた8戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るガーネットシルを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を掴み取った。

12月17日、中2週で迎えた11戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、銀河特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナリタマウンテンを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手にした。

4歳（1999年）

1月27日、中5週で迎えた12戦目は、一般C1一（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の鎌ケ谷特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のシノキリコに3馬身の差をつけて制した。

4月27日、中9週で迎えた14戦目は、’99フレンドリーサドル特別（2）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の夏木立特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた16戦目は、ジューン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のスタールビー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイチコウイナリをアタマ差振り切って7勝目を掴み取った。

7月28日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の文月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2000年）

4月3日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦のエイプリル特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月5日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた20戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、オメガ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた22戦目は、水無月特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の文月特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の葉月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に敗れた。