ナリタマウンテン（1994年生、母アイリスデイズ）

ナリタマウンテン（1994年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレオダーバン（当時6歳）と交配したアイリスデイズが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、地方20戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の中央区特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

川勝貫次厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1997年）

12月19日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は527kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシンケンショウブに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1998年）

6月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、大友勝利騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアイゼンベルグに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

7月29日、中4週で迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C3八（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライズボートに7馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、一般C3五ア（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は大友勝利騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月26日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた5戦目は、一般C3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大友勝利騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のノムラインデラに4馬身の差をつけて制した。

9月18日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた6戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大友勝利騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエーワイキングに半馬身の差をつけて5勝目を収める

10月10日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた7戦目は、中央区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大友勝利騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマックスフーユンに2馬身の差をつけて優勝

11月24日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた8戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大友勝利騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアーバンタイガーをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月17日、中2週で迎えた9戦目は、銀河特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大友勝利騎手（6戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ソウルクィーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（1999年）

1月25日、中5週で迎えた10戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大友勝利騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた11戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で大友勝利騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、テントゥーワンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月7日、中2週で迎えた12戦目は、陽春特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ベイプリティにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月19日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、海原特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大友勝利騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のノースキングをアタマ差振り切って休み明け初戦を制した。

9月17日、中3週で迎えた14戦目は、セプテンバー特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大友勝利騎手（10戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた15戦目は、一般B3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大友勝利騎手（11戦6勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の高麗川特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大友勝利騎手（12戦6勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2000年）

1月16日、中9週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

2月9日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は大友勝利騎手（13戦6勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月16日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、春光特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大友勝利騎手（14戦6勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg戻して迎えた20戦目は、若葉特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大友勝利騎手（15戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。