トーホウエクストラ（1996年生、母アルカザーマ）

トーホウエクストラ（1996年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したアルカザーマが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦10勝。2001年のジャニュアリー特別に勝利した他、2001年の碓氷峠特別(一般C1以下)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

9月12日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月18日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4歳（2000年）

5月14日、約8か月の休み明けで迎えた3戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の常葉特別（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

7月20日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般C5（高崎ダート1330m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエスストームに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中2週で迎えた5戦目は、一般C4 C5（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエロイコに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4 C5（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のサンライトジョージに5馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田政弘騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のチュウオースズカに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月13日、中4週で迎えた8戦目は、一般C3（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田政弘騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のイズミカムイに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月4日、中2週で迎えた9戦目は、米田真由美騎手を鞍上に迎えて、一般C（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードクラフトに約16馬身の大差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般B C2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米田真由美騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイサイレンスに2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般A C（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイサイレンスに3馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

5歳（2001年）

1月5日、中4週で迎えた12戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、碓氷峠特別（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラセクレトに4馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

1月25日、中2週で迎えた13戦目は、ジャニュアリー特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（6戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のツジノファントムに2馬身の差をつけて10連勝を達成した。

2月25日、中3週で迎えた14戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、こうずけ特別（高崎ダート2000m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。