ホクトロビン（1994年生、母ホクトグリーム）

ホクトロビン（1994年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブランコ（当時10歳）と交配したホクトグリームが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦11勝2着3回。1998年のスパーキングレディーカップ(牝G3)に勝利した他、1998年のエメラルドカップ(牝ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡島一馬厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1996年）

11月22日、デビュー戦は石井勝男騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミエノアンベリファから1馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったウメノハルオーから2馬身差の2着に敗北した。

3歳（1997年）

1月23日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石井勝男騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石井勝男騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石井勝男騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月1日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石井勝男騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンギニーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のエメラルド特別二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石井勝男騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリタッチに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の紅バラ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石井勝男騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた9戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。15着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の織り姫特別 2組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石井勝男騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月21日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のパワーブライトに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた13戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のナスノホマレに7馬身の差をつけて制した。

4歳（1998年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、千両特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホクトアイガーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月10日、中4週で迎えた15戦目は、’98フレンドリースパー特別（1）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアクティブヒカリを上がり3位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

3月20日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の千葉特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミスタートップランに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月7日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダイシンリュウオーに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月5日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は石井勝男騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったベストンスイングに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月26日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のメイ特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のオンワードアイガーに1馬身半の差をつけて9勝目を獲得した。

6月17日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のエメラルドカップ（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイシゲヒカリに1馬身の差をつけて優勝

9月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦6勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のシルクフェニックスに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

5歳（1999年）

1月20日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦7勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた23戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（8戦7勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。