ディアスプレッド（2012年生、母マイネミニヨン）

ディアスプレッド（2012年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋広げる、開く、伸ばす」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスプリシーズ（当時13歳）と交配したマイネミニヨンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は山内牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方43戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の柳田美和生誕40周年記念(一般C2-3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山内牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって73.5万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月27日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

12月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

3歳（2015年）

1月25日、中5週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

3月27日、中8週で迎えた4戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた5戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコウエイナデシコを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月12日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォレスタレガーロを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

4月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったエイトワンダーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたかはし智秋生誕JPY杯6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のマツノエンジェルをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月24日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったフジサンブルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳B1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアゲートをアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の飯山納涼祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた14戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月18日、中6週で迎えた17戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2-6（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2-6（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2-5（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月15日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた21戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したパープルフレックスにクビ差届かず2着となった。

12月22日、連闘で迎えた22戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2016年）

1月22日、中3週で迎えた23戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

2月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた27戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、げんぞまいり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた28戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた30戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（9戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったトーアノーブルにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（11戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（12戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（13戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中島龍也騎手（14戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

7月31日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中島龍也騎手（15戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた40戦目は、中野家金沢観光記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で中島龍也騎手（16戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた41戦目は、柳田美和生誕40周年記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中島龍也騎手（17戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のディルティーレを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月18日、中2週で迎えた42戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で中島龍也騎手（18戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた43戦目は、大地記念盃（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で中島龍也騎手（19戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた44戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で中島龍也騎手（20戦1勝）。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた45戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で中島龍也騎手（21戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた46戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。