アルマフローラ（2008年生、母セトフローリアンⅡ）

アルマフローラ（2008年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「心優しい女神（ラテン語）」。毛色は青毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したセトフローリアンⅡが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

11歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、田中裕之によって572万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月3日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったウエスタンベッラにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2011年）

1月15日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモアンドリューに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったギュスターヴクライにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月27日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

8月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

9月24日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったビコーペグーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったロングスローインに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月27日、中6週で迎えた9戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月28日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のゼロチョウサンをクビ差振り切って優勝

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたモーニングフェイス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたファタモルガーナ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。