ポルタフォルトゥナ（2019年生、母マイネアラベスク）

ポルタフォルトゥナ（2019年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「幸せや幸福を運んでくるもの(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時13歳）と交配したマイネアラベスクが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回、地方15戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2021年の2歳。

経歴

デビュー前

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月6日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた2戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

11月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のグラナダローズに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2022年）

1月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で林謙佑騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルナホークに約15馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月16日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林謙佑騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンコーチに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で林謙佑騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、アラバドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で林謙佑騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、チアアップにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月13日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で林謙佑騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のエクラプリエールに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月27日、中5週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で林謙佑騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジーガーデンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月16日、中2週で迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルトキュムラスに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったアルコーンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた14戦目は、留さんげんちゃん特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のメタモルフォシスに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月31日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の桂浜盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒメサマに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月18日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳戦のよさこい盃（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったナナコロビヤオキに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月10日、中7週で迎えた18戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた19戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林凌大騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月29日、中1週で迎えた21戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月19日、中1週で迎えた23戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

2月4日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月15日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月7日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた30戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したエイシンフェンサーにクビ差届かず2着となった。

7月9日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイイヒニナルを半馬身差し切って8勝目を掴み取った。

7月23日、中1週で迎えた33戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5歳（2024年）

4月6日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの花見山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた35戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月8日、中6週で迎えた36戦目は、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

6月23日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた38戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた39戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた41戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのマレーシアカップ（札幌芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

2021年7月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。