第86回 中山記念 (G2)

レース展開

シルポートが隊列を引き連れる形、少し離れた2番手を追走するフィフスペトル

シルポートがハナを奪い、後続との差を2馬身以上確保してレースを進める。単独の2番手にフィフスペトルが続く。そのすぐ後ろ、リアルインパクトが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはナリタクリスタル。その1馬身後ろ、フェデラリストは中団前目。レッドデイヴィスとダイワファルコンは中団後方の位置取り。ネオヴァンドームは後方4番手に控えて機を待つ。後方3番手で腰を据えて折り合い重視で運ぶのはトゥザグローリー。どん尻にネオサクセスとエーブチェアマンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

中山記念、フェデラリストが中位から秀でた決め脚を見せて先行各馬を一気に捉える

先頭はシルポートでリードは5馬身以上。単独の2番手にフィフスペトルが続く。その2馬身以上後ろ、リアルインパクト、ナリタクリスタル、ダイワファルコンらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、依然として先頭で粘り続けるシルポート。そのまま押し切る態勢だったが、中団後方にいたフェデラリストが次元の違う末脚を炸裂させてシルポートを差し切ると、最後は3/4馬身の差をつけてトップでゴールインした。2着のシルポートから4馬身差の3着には、3番手の位置からゴールまでジンワリと伸びたリアルインパクトが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、最後方で直線を迎えた9番人気のネオヴァンドームが入線した。1番人気のトゥザグローリーは最後方にいたが見せ場なく10着に敗れた。2番人気のレッドデイヴィスは後方4番手にいたが最後一杯になって11着に敗れた。