第50回 ダービー卿チャレンジトロフィー (G3)

レース展開

マルターズアポジーが後続を牽引、2番手を進むキャンベルジュニアとソルヴェイグ

マルターズアポジーが果敢に端をきり、リードを1馬身ほどキープして集団を牽引。2番手にキャンベルジュニアとソルヴェイグが並ぶ。そのあと、マイネルアウラートとミュゼエイリアンが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、ダイワリベラルとクラリティスカイは中団前め。ヒーズインラブは中団馬群の真ん中あたりを追走。レッドアンシェルとロジチャリスは中団後方の位置。続いて、サンライズメジャーが11番手。グレーターロンドンは後方5番手に待機して前方各馬を見ながらの競馬。後方5番手で腰を落ち着けて折り合い重視で運ぶのはテオドールとストーミーシー。後方2番手の位置で悠然と構えるのはゴールドサーベラス。少し離れたシンガリにアデイインザライフがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ダービー卿チャレンジT、ヒーズインラブが中団前目から鮮やかな末脚を爆発させて前の馬たちをきっちりとねじ伏せる

先頭はマルターズアポジーでリードは1馬身。単独の2番手にソルヴェイグが続く。そのあと、キャンベルジュニアが3番手。1馬身離れて、マイネルアウラートとミュゼエイリアンが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、3番手から抜け出したのはキャンベルジュニア。そのまま押し切るかに見えたが、中団にいたヒーズインラブが豪快な末脚を炸裂させてキャンベルジュニアを差し切ると、最後は半馬身の差をつけて勝利を掴み取った。2着のキャンベルジュニアから3/4馬身差の3着には、中団後方の位置から強靭な末脚を披露したストーミーシーが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、後方3番手で直線を迎えたテオドールが入線、さらに半馬身差の5着には、同じく後方3番手にいた1番人気のグレーターロンドンが食い込んだ。2番人気のレッドアンシェルは中団にいたが末脚不発で7着に敗れた。