第150回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

カレンブラックヒルが端に立つ展開、そのすぐ後ろに続くマイネルラクリマ

カレンブラックヒルが主導権を握り、後続との差を1馬身ほど確保して一団を牽引。単独の2番手にマイネルラクリマが続く。2馬身以上差があって、ジェンティルドンナとイスラボニータが3番手の好位につける。その直後、サトノノブレスは好位を確保。先団後ろのポジションに付けたのはダークシャドウ、ラブイズブーシェ、マーティンボロら3頭。その1馬身後ろ、エピファネイアは中団前目。デニムアンドルビー、ディサイファ、トーセンジョーダンらは中団後方の位置。スピルバーグとフェノーメノは後方5番手に待機して他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方5番手でジックリと折り合いに専念するのはヒットザターゲットとアスカクリチャン。後方2番手の位置で力をタメるのはフラガラッハ。少し離れた最後方にペルーサがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、スピルバーグがスパッと切れる決め脚を見せて秋の盾を勝ち取る

先頭はカレンブラックヒルでリードは半馬身。2番手にマイネルラクリマが続く。そのすぐ後ろ、ジェンティルドンナとイスラボニータが3番手。その直後、マーティンボロが5番手。1馬身離れて、サトノノブレス、ラブイズブーシェ、トーセンジョーダンらが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、3番手から抜け出したのは2番人気のジェンティルドンナ。そのまま押し切るかに思われたが、中団後方にいたスピルバーグが鮮烈な末脚を爆発させてジェンティルドンナを差し切ると、最後は3/4馬身の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。2着のジェンティルドンナからアタマ差の3着には、3番手の位置からゴールまでジワジワと伸びた1番人気のイスラボニータが入った。そこから半馬身遅れた4着には、先行勢の後ろで直線を迎えた16番人気のラブイズブーシェが入線、さらにハナ差の5着には、後方4番手にいたヒットザターゲットが食い込み、さらにそこからアタマ差の6着にはエピファネイアが入った。