第25回 ニュージーランドトロフィー (G2)

レース展開

ユーチャリスが隊列を引き連れる展開、2番手を追走するトーホウレーサーとマイネルレーニア

ユーチャリスが端を奪う形となり、後続との差を1馬身ほどキープして馬群を牽引。2番手にトーホウレーサーとマイネルレーニアが並ぶ。そのあと、グレイトフルタイムとマイネルランページが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、ショウワモダンは中団前寄り。スズカコーズウェイとムラマサノヨートーは中団馬群の真ん中あたりを併走。マイネルフォーグ、シベリアンバード、ワールドハンターらは中団後方の位置。ヤマカツブライアンは後方5番手に控えて虎視眈々と機を待つ。後方2番手の位置で息を潜めて力をタメるのはヤマニンエクレール、ハロースピード、シャドウストライプ。少し離れた最後方にボスアミーゴがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ニュージーランドT、トーホウレーサーが天与のレースセンスを駆使した見事な取り口で重賞ウィナーの称号を掴み取る

先頭はユーチャリスでリードは体半分。2番手にマイネルレーニアが続く。そのあと、トーホウレーサーが3番手。1馬身離れて、グレイトフルタイム、マイネルフォーグ、マイネルランページらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、絶好位にいたトーホウレーサーが前を交わして先頭に立つとそのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させ、最後は後続に1馬身1/4の差をつけてトップでゴールに入った。2着には、先行勢の後ろの位置から持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばした16番人気のマイネルフォーグが続き、2着とアタマ差の3着には、中団後方の位置から息の長い末脚を披露したワールドハンターが入った。そこからクビ差遅れた4着には、同じく中団後方で直線を迎えた1番人気のスズカコーズウェイが入線、さらにクビ差の5着には、同じく中団後方にいたヤマニンエクレールが食い込んだ。2番人気のシャドウストライプは後方2番手にいたが末脚弾けず6着に敗れた。