第155回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

ヤマカツライデンが隊列を引っ張る形、やや離れた2番手を進むキタサンブラック

ヤマカツライデンがハナに立ち、リードを5馬身以上キープして一団を引っ張っていく。単独の2番手にキタサンブラックが続く。その後ろ、アドマイヤデウスとワンアンドオンリーが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはシャケトラとシュヴァルグラン。その1馬身後ろ、ファタモルガーナとサトノダイヤモンドは中団やや前。タマモベストプレイとアルバートは中団馬群の真ん中を併走。その2馬身以上後ろ、ラブラドライトとトーセンバジルは中団後方の位置。ゴールドアクターとディーマジェスティは後方4番手に控えて前方各馬を見ながらの競馬。2馬身以上差があって、後方3番手でジックリと折り合いに専念するのはスピリッツミノル。さらに少し差があって、後方2番手の位置でじっと我慢して力を温存するのはプロレタリアト。少し離れたしんがりにレインボーラインがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、キタサンブラックが途中で端を取り、そのまま後続を抑える見事な取り口で5つ目のG1タイトルを手中に収める

先頭はキタサンブラックでリードは1馬身。単独の2番手にヤマカツライデンが続く。そのあと、アドマイヤデウスとシュヴァルグランが3番手。1馬身離れて、ワンアンドオンリー、シャケトラ、サトノダイヤモンドらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、依然として先頭を走る1番人気のキタサンブラック。そのままキタサンブラックが持久力に富んだ末脚で粘り込み、最後は後続に1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにした。2着には、3番手の位置から迫力満点の伸び脚で猛進したシュヴァルグランが続き、2着とクビ差の3着には、先行勢の後ろの位置から鮮やかな末脚を披露した2番人気のサトノダイヤモンドが入った。そこからクビ差遅れた4着には、好位で直線を迎えたアドマイヤデウスが入線、さらに3馬身差の5着には、中団前目にいたアルバートが食い込み、さらにそこから1馬身半差の6着にはディーマジェスティが入った。