第63回 オールカマー (G2)

レース展開

マイネルミラノが一団を引き連れる展開、そのすぐ後ろにディサイファが取り付く

マイネルミラノが先陣を切る恰好となり、リードを1馬身ほど保ってレースを引っ張っていく。単独の2番手にディサイファが続く。2馬身以上空いて、マイネルディーンが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはルージュバック、ステファノス、トルークマクトら3頭。その1馬身後ろ、タンタアレグリアとカフジプリンスは中団前寄り。パリカラノテガミは中団馬群の真ん中あたりを追走。アルバートとマイネルサージュは中団後方の位置取り。ショウナンバッハとツクバアズマオーは後方5番手に控えて他馬の出方をうかがう。少し間隔を置いて、グランアルマダは後方4番手に待機して他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方3番手で腰を据えて折り合いに専念するのはデニムアンドルビー。2馬身以上離れて、後方2番手の位置でゆったりと構えるのはモンドインテロ。少し離れたしんがりにブラックバゴがいる隊列で最初のコーナーを通過。

オールカマー、ルージュバックが高い自在性を駆使した安定感のある立ち回りで4つ目の重賞タイトルを獲得

先頭はマイネルミラノでリードは5馬身以上。単独の2番手にディサイファが続く。そのあと、ルージュバックとステファノスが3番手。1馬身離れて、マイネルディーンとタンタアレグリアが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、好位にいたルージュバックがきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、食い下がる1番人気のステファノスを半馬身退けてトップでゴールを駆け抜けた。2着のステファノスからクビ差の3着には、先行勢の後ろの位置からパワフルな末脚を繰り出したタンタアレグリアが入った。そこからクビ差遅れた4着には、逃げ粘ったマイネルミラノが入線、さらにアタマ差の5着には、中団にいたショウナンバッハが食い込み、さらにそこから半馬身差の6着には14番人気のディサイファが入った。2番人気のモンドインテロは後方3番手にいたが決め手が足りず9着に敗れた。