第163回 天皇賞(春) (G1)

レース展開

ディアスティマが馬群を引き連れる展開、2番手の位置にジャコマルが続く

ディアスティマが果敢に端を奪い、リードを1馬身ほど保って集団を先導。単独の2番手にジャコマルが続く。続いて、カレンブーケドールが3番手の絶好位につける。その後ろ、シロニイディープボンドは好位をキープ。そこから少し離れたところにアリストテレスが進む。さらにその少し後ろ、ワールドプレミアウインマリリンは中団前寄り。メイショウテンゲンゴーストは中団馬群のちょうど真ん中を併走。少し間が空いて、マカヒキオーソリティは中団後方の位置。メロディーレーンは後方5番手に待機して機をうかがう。ナムラドノヴァンは後方4番手に控えて虎視眈々と機を待つ。少し空いて、後方3番手で腰を落ち着けて折り合い重視で運ぶのはユーキャンスマイル。後方2番手の位置で息を潜めて脚をタメるのはディバインフォース。殿にオセアグレイトがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞(春)、ワールドプレミアが強気なレース運びで最強ステイヤーの称号を手にする

先頭はディアスティマでリードは体半分。2番手にカレンブーケドールが続く。そのすぐ後ろ、ディープボンドが3番手。その後ろ、アリストテレスワールドプレミアが4番手。1馬身離れて、ウインマリリンが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、3番手から抜け出したのは1番人気のディープボンド。そのまま押し切るかに見えたが、好位にいたワールドプレミアが次元の違う末脚を炸裂させてディープボンドを差し切ると、最後は3/4馬身の差をつけて勝利を挙げた。2着のディープボンドから2馬身差の3着には、2番手の位置からゴールまでジンワリと伸びたカレンブーケドールが入った。そこからアタマ差遅れた4着には、好位で直線を迎えた2番人気のアリストテレスが入線、さらに2馬身半差の5着には、先行勢の後ろにいたウインマリリンが食い込み、さらにそこからクビ差の6着には、逃げ粘ったディアスティマが入った。