第85回 中山記念 (G2)

レース展開

キャプテントゥーレが後続をリードする展開、その直後を追走するリルダヴァルとミッキードリーム

キャプテントゥーレが主導権を握り、後続を1馬身ほど離して一団を先導。2番手にリルダヴァルとミッキードリームが並ぶ。その直後、マルカボルトとキョウエイストームが4番手の好位につける。アロマカフェ、ダイシングロウ、レッドシューターらは中団後方の位置取り。少し差があって、リーチザクラウンは後方4番手に控えて他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方2番手の位置でじっとして力を温存するのはトーセンクラウンとヴィクトワールピサ。シンガリにトーセンキャプテンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

中山記念、ヴィクトワールピサが並み外れた差し脚を弾けさせて前の馬たちをアッサリとねじ伏せる

先頭はキャプテントゥーレでリードは1馬身。2番手にマルカボルト、リルダヴァル、レッドシューターらが続く。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、依然として先頭で粘り続けるキャプテントゥーレ。そのまま押し切るかに見えたが、中団後方にいた1番人気のヴィクトワールピサが異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は後続に2馬身半の差をつけて勝利を物にした。2着には、逃げ粘ったキャプテントゥーレが続き、2着とハナ差の3着には、後方2番手の位置から瞬発力に富んだ末脚を発揮したリーチザクラウンが入った。そこから1馬身遅れた4着には、2番手で直線を迎えたマルカボルトが入線した。2番人気のリルダヴァルは2番手にいたが最後一杯になって6着に敗れた。