第111回 京都記念 (G2)

レース展開

クロコスミアが隊列を率いる展開、少し離れた2番手を進むプリメラアスール

クロコスミアが主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って馬群を先導。単独の2番手にプリメラアスールが続く。そのあと、ミッキーロケットが3番手の絶好位につける。その1馬身後ろ、クリンチャーは中団前寄り。アルアインは中団馬群の丁度真ん中を追走。レイデオロは中団後方の位置取り。その後ろ、ディアドラが7番手。後方2番手の位置でドッシリと構えるのはケントオーとモズカッチャン。どん尻にアクションスターがいる隊列で最初のコーナーを通過。

京都記念、クリンチャーが中団前目から力感溢れる差し脚を弾けさせて前の馬たちをしっかりとねじ伏せる

先頭はクロコスミアでリードは半馬身。2番手にミッキーロケットが続く。そのすぐ後ろ、レイデオロが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、中団前目にいたクリンチャーが一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は後続に1馬身の差をつけて勝利を物にした。2着には、中団前目の位置から持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたアルアインが続き、2着とクビ差の3着には、3番手の位置からじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘した1番人気のレイデオロが入った。2番人気のモズカッチャンは中団後方にいたがあとひと押しが足りず4着に敗れた。