第129回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

イングランディーレが馬群を引き連れる展開、やや離れた2番手をアマノブレイブリーが追走

イングランディーレが先手を取り、後続との差を5馬身以上キープして馬群を引っ張っていく。単独の2番手にアマノブレイブリーが続く。その5馬身以上後ろ、ヴィータローザとシルクフェイマスが3番手の好位につける。さらに少し空いて、ゼンノロブロイは好位に取り付く。先団後ろのポジションにいるのはザッツザプレンティとナムラサンクス。その1馬身後ろ、チャクラとリンカーンは中団前寄り。ダービーレグノ、ウインジェネラーレ、カンファーベストらは中団後方の位置取り。ウインブレイズとネオユニヴァースは後方5番手に控えて進出の機をうかがう。サンライズジェガーは後方4番手で他馬の出方をうかがう。2馬身以上差があって、後方3番手で腰を落ち着けて折り合い重視で運ぶのはファストタテヤマ。後方2番手の位置で力をタメるのはナリタセンチュリー。殿にマーブルチーフがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、イングランディーレが自慢の快速を見せて春の盾を勝ち取る

先頭はイングランディーレでリードは5馬身以上。2番手にアマノブレイブリーとシルクフェイマスが続く。その後ろ、チャクラとゼンノロブロイが4番手。1馬身離れて、ウインブレイズ、ウインジェネラーレ、ヴィータローザ、ザッツザプレンティらが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、後続との差を広げて独走態勢に入るイングランディーレ。そのままイングランディーレが持久力に富んだ末脚で粘り込み、最後は後続に7馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。2着には、4番手の位置から迫力十分の伸び脚で猛追したゼンノロブロイが続き、2着と1馬身3/4差の3着には、2番手の位置から天稟の闘争心でゴールまで力走したシルクフェイマスが入った。そこから半馬身遅れた4着には、好位で直線を迎えたチャクラが入線、さらに1馬身1/4差の5着には、後方4番手にいたナリタセンチュリーが食い込み、さらにそこからクビ差の6着には17番人気のアマノブレイブリーが入った。1番人気のリンカーンは中団後方にいたが見せ場なく13着に敗れた。2番人気のネオユニヴァースは中団後方にいたが末脚不発で10着に敗れた。