第131回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

シルクフェイマスが端を切る展開、少し間隔を置いてビッグゴールドが続く

シルクフェイマスが端を奪う形となり、リードを2馬身以上保って集団を先導。単独の2番手にビッグゴールドが続く。そのすぐ後ろ、ザッツザプレンティ、チャクラ、ヒシミラクルらが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはブリットレーン。その2馬身以上後ろ、アクティブバイオとサンライズペガサスは中団やや前。さらに2馬身以上空いて、マイソールサウンドは中団馬群のど真ん中を追走。スズカマンボとアイポッパーは中団後方の位置取り。その直後、アドマイヤグルーヴが12番手。トウショウナイトは後方6番手に控えて他馬の出方をうかがう。後方7番手で折り合い重視で運ぶのはマカイビーディーヴァ、リンカーン、ハーツクライら3頭。後方2番手の位置で息を潜めて力を溜めるのはユキノサンロイヤル。どん尻にハイアーゲームがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、スズカマンボが優れた決め脚を見せて春の盾を射止める

先頭はビッグゴールドでリードは1馬身。単独の2番手にシルクフェイマスが続く。そのあと、ザッツザプレンティ、チャクラ、ヒシミラクルらが3番手。1馬身離れて、アイポッパーとブリットレーンが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、依然として先頭で粘り続ける14番人気のビッグゴールド。そのまま押し切るかに見えたが、中団後方にいたスズカマンボが強烈な末脚を弾けさせ前にいた7頭を差し切り、最後は後続に1馬身半の差をつけてトップでゴールに入った。2着には、途中から先頭に立ったビッグゴールドが続き、2着とハナ差の3着には、先行勢の後ろの位置から息の長い末脚を披露したアイポッパーが入った。そこからハナ差遅れた4着には、後方4番手で直線を迎えたトウショウナイトが入線、さらに2馬身半差の5着には、後方2番手にいたハーツクライが食い込み、1番人気に推されたリンカーンは後方2番手から終いはいい脚を使ってそこからハナ差の6着に敗れた。2番人気のマカイビーディーヴァは中団後方にいたが伸びが甘くなり7着に敗れた。