第103回 目黒記念 (G2)

レース展開

ミホノカザンが馬群を率いる形、直後の2番手にキリパワーとタカラフラッシュが取り付く

前に出たのはミホノカザン。後続との差を1馬身ほど確保して馬群を引っ張っていく。2番手にキリパワーとタカラフラッシュが並ぶ。その直後、コーセイとミスターナイトが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、イズモランドは中団前目。ソダカザン、メジロドーム、マウントニゾンらは中団後方の位置。後方2番手の位置でじっとして脚をタメるのはコクサイトリプルとハワイアンコーラル。しんがりにビギンザビギンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

目黒記念、キリパワーが秀抜な決め脚を披露して前方の馬達を余裕で抜き去る

先頭はミホノカザンでリードは5馬身以上。2番手にミスターナイトとタカラフラッシュが続く。そのあと、キリパワー、イズモランド、コーセイらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、依然として先頭で粘り続けるミホノカザン。そのまま押し切るかに思われたが、好位にいた2番人気のキリパワーが次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は後続に3馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。2着には、逃げ粘ったミホノカザンが続き、2着と3馬身半差の3着には、2番手の位置からジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったタカラフラッシュが入った。そこからクビ差遅れた4着には、中団後方で直線を迎えたハワイアンコーラルが入線した。1番人気のコクサイトリプルは中団後方にいたが伸びあぐねて7着に敗れた。