第42回 エリザベス女王杯 (G1)

レース展開

クインズミラーグロが端を切る展開、そのすぐ後ろを進むクロコスミア

クインズミラーグロが単騎で逃げる形となり、後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。単独の2番手にクロコスミアが続く。少し間隔を置いて、マキシマムドパリが3番手の絶好位につける。そのあと、ヴィブロスは好位に収まる。そのすぐ後ろ、モズカッチャンが好位の一角を形成。先団後ろのポジションにいるのはスマートレイアー。その1馬身後ろ、トーセンビクトリーは中団前寄り。デンコウアンジュとエテルナミノルは中団馬群の真ん中あたりを併走。2馬身以上空いて、クイーンズリングとジュールポレールは中団後方の位置。続いて、ミッキークイーンとルージュバックが12番手。リスグラシューは後方5番手に待機して進出の機をうかがう。タッチングスピーチは後方4番手で前方各馬を見ながらの競馬。後方3番手で腰を据えて折り合いに専念するのはハッピーユニバンス。後方2番手の位置で息を潜めて力をタメるのはディアドラ。少し離れた殿にウキヨノカゼがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エリザベス女王杯、モズカッチャンが安定感のある取り口で中距離女王の座を掴み取る

先頭はクインズミラーグロでリードは半馬身。2番手にクロコスミアが続く。その後ろ、マキシマムドパリが3番手。1馬身離れて、モズカッチャン、ヴィブロス、エテルナミノルらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手から抜け出したのはクロコスミア。そのまま押し切るかに見えたが、先行勢の後ろにいたモズカッチャンが一完歩ずつ着実に末脚を伸ばしてクロコスミアを交わすと、最後はクビ差先着してトップでゴールに入った。2着のクロコスミアからアタマ差の3着には、中団後方の位置から切れ味のいい末脚を披露したミッキークイーンが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、絶好位で直線を迎えたマキシマムドパリが入線、さらに3/4馬身差の5着には、先行勢の後ろにいた1番人気のヴィブロスが食い込み、さらにそこからハナ差の6着にはスマートレイアーが入った。2番人気のルージュバックは後方6番手にいたが伸びきれず9着に敗れた。