ナリタライジン（1992年生、母ナカノレディ）

ナリタライジン（1992年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時15歳）と交配したナカノレディが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は加藤牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害14戦4勝2着2回。1996年の阪神障害ステークス（春）(ハンデ重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

2月26日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月5日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

3月18日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた10戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったイガノリリーから4馬身差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古小路重男騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で古小路重男騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードメイプルに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月7日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で古小路重男騎手（5戦1勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

11月4日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で古小路重男騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で古小路重男騎手（7戦1勝）。6頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロシャガールから1馬身3/4差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で古小路重男騎手（8戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のフジヤマダイセンに約13馬身の大差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（1996年）

1月14日、中3週で迎えた20戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は10戦連続で古小路重男騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で古小路重男騎手（10戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のセフティーヤシマに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

3月2日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で古小路重男騎手（11戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のポレールに5馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

4月6日、中4週で迎えた23戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月24日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、中山障害ステークス（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は古小路重男騎手（12戦4勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。