キクノウイン（1993年生、母キクノポイント）
Kikuno Win
1993.04.28
キクノウイン（1993年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時24歳）と交配したキクノポイントが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は信田 光男。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦15勝2着5回。1997年のさきたま杯(G3)で2着に入った他、1997年のかしわ記念(G3)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。
経歴
デビュー前
石川忠良厩舎（船橋）へ入厩。
2歳（1995年）
11月22日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は505kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゴーチャンスに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
3歳（1996年）
1月25日、中8週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフウジンレディーに7馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。
2月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦の小梅特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーアジュディに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。
2月28日、連闘で迎えた4戦目は、3歳戦のれんぎょう特別 2組（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のハネダリーディングに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。
3月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のつくし特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミヨノダイハードに約13馬身の大差をつけて土付かずの5連勝を決めた。
4月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキャロットアレスに3馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。
5月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤隆騎手（6戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の東京王冠賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤隆騎手（7戦6勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアイシリウスをクビ差制して7勝目を手にした。
7月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の東京ダービー（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤隆騎手（8戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に終わった。
10月2日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳戦のしらさぎ賞（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤隆騎手（9戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバンチャンプに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
11月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のスーパーダートダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤隆騎手（10戦8勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。
4歳（1997年）
1月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤隆騎手（11戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタケミパワーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
2月27日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤隆騎手（12戦9勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。
3月26日、中3週で迎えた14戦目は、TV埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤隆騎手（13戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンチャンプからハナ差の2着に甘んじた。
5月1日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞のTV埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤隆騎手（14戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンチャンプからクビ差の2着に甘んじた。
5月28日、中3週で迎えた16戦目は、G3のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は16戦連続で佐藤隆騎手（15戦9勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったバトルラインから2馬身半差の2着となった。
6月26日、中3週で迎えた17戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の京成盃グランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマキバソシアルに約13馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。
7月30日、中4週で迎えた18戦目は、地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンチャンプに3馬身の差をつけて制した。
9月15日、中6週で迎えた19戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノマッケンオーから1馬身半差の2着に敗北した。
12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、G2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5歳（1998年）
10月28日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から40kg減らして迎えた21戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のグランドチャンピオン2000（大井ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。
11月25日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（16戦9勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。
6歳（1999年）
1月2日、中4週で迎えた23戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（17戦9勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、5着に終わった。
4月29日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（18戦9勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサプライズパワーから半馬身差の2着となった。
5月26日、中3週で迎えた25戦目は、G3のかしわ記念（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（19戦9勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。
6月30日、中4週で迎えた26戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（20戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。8着に敗れた。
7月22日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（21戦9勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。
8月10日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ地方重賞のTVK盃（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月3日、中7週で迎えた29戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。
10月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。
7歳（2000年）
1月2日、中9週で馬体重を前走から29kg戻して迎えた31戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタマノコウキに1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。
1月23日、中2週で迎えた32戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタマノコウキに2馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす
2月20日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のライトオンファイアに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
3月12日、中2週で迎えた34戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタマノコウキに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。