タカラタッチ（1996年生、母タカラヴィレッジ）

タカラタッチ（1996年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時13歳）と交配したタカラヴィレッジが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）小田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の’00フレンドリーブーツ特別（1）(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

楠克美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1998年）

8月19日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のジェイドクンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中4週で迎えた2戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、3歳（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネダンサーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（1999年）

3月27日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

8月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた7戦目は、山中尊徳騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクライムスピードを3/4馬身振り切って優勝

9月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のコスモス特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中尊徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトモロウストーンに2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

9月23日、中1週で迎えた9戦目は、やぎ座特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中尊徳騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月28日、中4週で迎えた10戦目は、オクトーバー特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山中尊徳騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカブトオーカンに8馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

11月16日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、’99フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

12月23日、中4週で迎えた12戦目は、銀嶺特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山中尊徳騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のオートマリリンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2000年）

1月14日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の初駒特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中尊徳騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカルスイジンからクビ差の2着に甘んじた。

2月15日、中4週で迎えた14戦目は、’00フレンドリーブーツ特別（1）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中尊徳騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のウィークポイントを半馬身振り切って7勝目をつかんだ。

3月16日、中3週で迎えた15戦目は、光風特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中尊徳騎手（7戦5勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のサパースリジェントに2馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

4月6日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山中尊徳騎手（8戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のキャットスペシャルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦の盛夏特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山中尊徳騎手（9戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。