エムオーハンター（2012年生、母アイレスバリーヒル）

エムオーハンター（2012年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋とらえる人」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時20歳）と交配したアイレスバリーヒルが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

山口竜一厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

7月22日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトリプルクラウンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのサファイア特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ8（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて7着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアシドベリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2015年）

12月13日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

4歳（2016年）

1月23日、中5週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

3月4日、中5週で迎えた8戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクインズマルシアノに5馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、モズドゥーチェにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェリシダーデスに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月11日、中1週で迎えた11戦目は、たんぽぽ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェイエルフリートに6馬身の差をつけて4勝目を収める

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るルーヴルヴォイスを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月6日、中1週で迎えた13戦目は、ヤツデ賞（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリーズランに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月31日、中3週で迎えた14戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、まるごと!エンタメ～ション特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンボレアルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月16日、中1週で迎えた15戦目は、オウケンブルースリ賞（門別ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた16戦目は、みついし蓬莱山まつり特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、楽天競馬特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた18戦目は、江差追分全国大会特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた19戦目は、JAとまこまい広域胆東米特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

10月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、三石産米トキノミノル特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた21戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、日高エア・ウォーター特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

12月3日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた22戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトウカイララバイに3馬身の差をつけて優勝

5歳（2017年）

1月1日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた24戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったシングルカスクに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月14日、中0週で迎えた27戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、母の日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた28戦目は、下山さんへ感謝特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は松木大地騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた29戦目は、祝雑賀正光日本一特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた30戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた31戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。