カネトシテンビート（1996年生、母Daybreaker）
Kanetoshi Ten Beat
1996.02.10
カネトシテンビート（1996年2月10日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテンビー（当時6歳）と交配したDaybreakerが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝、地方50戦15勝2着7回。2001年のサードニクスオープン(一般A)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1999年）
2月27日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。
3月28日、中3週で迎えた2戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
5月1日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。
6月12日、中5週で迎えた4戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
6月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。
7月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。
7月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。
4歳（2000年）
2月5日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。
2月13日、連闘で迎えた9戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。
4月13日、中8週で迎えた10戦目は、満田英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のベストユタカボーイに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
4月21日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で満田英樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトップモンスターに3馬身の差をつけて優勝
5月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で満田英樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアナライザーに5馬身の差をつけて3勝目をマークした。
5月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で満田英樹騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサントリバティからクビ差の2着に甘んじた。
6月29日、中4週で迎えた14戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグットスピードに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
7月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のショウボーボーイに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。
9月4日、中8週で迎えた16戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のジョイフライトをアタマ差制して制した。
9月18日、中1週で迎えた17戦目は、ほうせんか特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のクリールサミットに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
10月3日、中1週で迎えた18戦目は、おみなえし特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアリズムに3/4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
10月24日、中2週で迎えた19戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジェイドクンに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
12月7日、中5週で迎えた20戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒメカミに1馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。
12月27日、中2週で迎えた21戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイラスティックに2馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。
5歳（2001年）
1月18日、中2週で迎えた22戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のジェイドクンに3/4馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。
3月27日、中9週で迎えた23戦目は、名古屋チャレンジカップ オデュセウス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（6戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツハミングに1馬身の差をつけて10連勝を達成した。
4月11日、中1週で迎えた24戦目は、つつじ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（7戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月2日、中2週で迎えた25戦目は、サンアール磯部場外開設記念（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（8戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後はアポロハピネスと並んで2着同着となった。
5月24日、中2週で迎えた26戦目は、白バラ特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（9戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7月4日、中5週で迎えた27戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、天の川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
7月20日、中1週で迎えた28戦目は、ねむの木特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（10戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェイドクンからアタマ差の2着に甘んじた。
8月22日、中4週で迎えた29戦目は、サードニクスオープン（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（11戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンバクリークから2馬身差の2着に敗北した。
9月6日、中1週で迎えた30戦目は、はぎ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（12戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月19日、中1週で迎えた31戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（13戦7勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月8日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（14戦7勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。
11月1日、中2週で迎えた33戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（15戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウンライアンに3/4馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす
11月14日、中1週で迎えた34戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（16戦8勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。
6歳（2002年）
8月21日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、宇佐美亨騎手を鞍上に迎えて、サードニクスオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月18日、中3週で迎えた36戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、トルマリンオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。
10月3日、中1週で迎えた37戦目は、ハナノキ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（17戦8勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月22日、中2週で迎えた38戦目は、名古屋チャレンジカップ マース賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（18戦8勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
11月14日、中2週で迎えた39戦目は、ひいらぎ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（19戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。
12月4日、中2週で迎えた40戦目は、さざんか特別（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（20戦8勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。
7歳（2003年）
1月1日、中3週で迎えた41戦目は、松竹梅特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は竹下太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。
7月1日、約6か月の休み明けで迎えた42戦目は、ベゴニア特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（21戦8勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。
7月21日、中2週で迎えた43戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、キリンビール クラシック杯（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。
8月5日、中1週で迎えた44戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（22戦8勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。
8月26日、中2週で迎えた45戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、百日紅特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月9日、中1週で迎えた46戦目は、はぎ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（23戦8勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。
9月22日、中1週で迎えた47戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサブリナルックからアタマ差の2着となった。
10月6日、中1週で迎えた48戦目は、コスモス特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（24戦8勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のメロウハーモニーに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。
10月29日、中2週で迎えた49戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（25戦9勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
11月12日、中1週で迎えた50戦目は、リンドウ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（26戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったボストンフミオーから半馬身差の2着に敗北した。
11月27日、中1週で迎えた51戦目は、名古屋チャレンジカップ オルフェウス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。
12月8日、中1週で迎えた52戦目は、キンカン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（3戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月25日、中1週で迎えた53戦目は、サンタクロース特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（27戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8歳（2004年）
1月3日、連闘で迎えた54戦目は、名古屋スプリント特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（28戦9勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。
1月20日、中1週で迎えた55戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（29戦9勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムアラシから1馬身半差の2着となった。
1月27日、連闘で迎えた56戦目は、ロウバイ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（30戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。
2月11日、中1週で迎えた57戦目は、こぶし特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（31戦9勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。
3月15日、中4週で迎えた58戦目は、ゆきやなぎ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（32戦9勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。
3月29日、中1週で迎えた59戦目は、レンギョウ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。