タマモベストプレイ（2010年生、母ホットプレイ）

タマモベストプレイ（2010年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最上のプレイ。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時18歳）と交配したホットプレイが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地40戦5勝2着6回。2014年の京都大賞典(G2)で2着に入った他、2013年のスプリングステークス(G2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月20日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウライナーを圧倒的な末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳500万下の秋明菊賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のティーハーフを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

3歳（2013年）

1月6日、中8週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた4戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマズルファイヤーをクビ差だけ差し切って初の重賞タイトルを掴み取った。

3月17日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったロゴタイプに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦3勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月26日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦3勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月22日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（7戦3勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

10月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で和田竜二騎手（8戦3勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月7日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、ハンデG3の朝日チャレンジカップ（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で和田竜二騎手（9戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

12月22日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で和田竜二騎手（10戦3勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

4歳（2014年）

3月23日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で和田竜二騎手（11戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた14戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月24日、中9週で迎えた16戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（12戦3勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトノシュレンを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに白星を挙げた。

10月14日、中4週で迎えた18戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたラストインパクト決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月30日、中6週で迎えた19戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

5歳（2015年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月28日、中9週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた21戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた22戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（6戦1勝）。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

8月8日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で津村明秀騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したペルーサを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で津村明秀騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた25戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で津村明秀騎手（9戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6歳（2016年）

2月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で津村明秀騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた27戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

4月23日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（11戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたモンドインテロ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月29日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（12戦1勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

8月6日、中9週で迎えた30戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた31戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったヤマカツライデンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月10日、中4週で迎えた32戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

12月3日、中7週で迎えた33戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（13戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

7歳（2017年）

1月5日、中4週で迎えた34戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラブラドライトを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月19日、中9週で迎えた35戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた36戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったルミナスウォリアーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月20日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた38戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた39戦目は、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8歳（2018年）

1月7日、約4か月の休み明けで迎えた40戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。