マッドネスオー（1990年生、母ノミノカンザシ）
Madness O
1990.04.03
マッドネスオー（1990年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリーフアーマツドネス（当時10歳）と交配したノミノカンザシが4歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は関口 正毅。戦績は、中央平地20戦2勝2着4回、地方21戦8勝2着5回。1994年の福島記念(ハンデG3)で2着に入った他、1995年の韓国馬事会杯(オープン ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
加藤一榮厩舎（新潟）へ入厩。
2歳（1992年）
9月16日、デビュー戦は森川一二三騎手を鞍上に据えて、3歳（新潟(地)ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は445kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハイメリットに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。
9月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（新潟(地)ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったホリニシキからアタマ差の2着に甘んじた。
10月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（新潟(地)ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森川一二三騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカスガドリームに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。
11月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森川一二三騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテニスギャルに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。
11月15日、中1週で迎えた5戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新潟ジュニアカップ（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
11月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカモーニングから1馬身差の2着に敗北した。
12月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐剛紹騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月30日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦の師走特別 イ（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐剛紹騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
3歳（1993年）
5月2日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、4歳A1（上山ダート1700m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のリーフランに4馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。
5月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳戦のこまくさ賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
6月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の青葉特別（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山中初騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテニスギャルから9馬身差の2着に敗北した。
7月6日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の東北優駿（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山中初騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。
7月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳A1（上山ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山中初騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のジェベルネバーに6馬身の差をつけて制した。
8月13日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中初騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーカイウンに4馬身の差をつけて6勝目をゲットした。
9月5日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山中初騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
9月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の上山王冠賞（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山中初騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。
10月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1ハ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山中初騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったラッキーカイウンから半馬身差の2着に敗北した。
10月19日、中1週で迎えた18戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般C1（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウアズマから半馬身差の2着となった。
11月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の紅葉賞（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は山中初騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のショウハイムテキに5馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。
11月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンリードに8馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。
11月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦のトパーズカップ（上山ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中初騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。
4歳（1994年）
1月16日、中6週で迎えた22戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。
1月31日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
2月27日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。
3月13日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
4月3日、中2週で迎えた26戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。
4月17日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
5月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルハーベストに1馬身1/4の差をつけて9勝目を奪取した。
8月6日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンオーシャンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。
8月27日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の豊栄特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したインディードスルーにアタマ差届かず2着に甘んじた。
10月2日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（7戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシルクグレイッシュを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。
10月22日、中2週で迎えた32戦目は、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（8戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。
11月20日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったシルクグレイッシュをクビ差捉え切れず2着となった。
12月17日、中3週で迎えた34戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（10戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。
5歳（1995年）
1月5日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は坂本勝美騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。
3月12日、中8週で迎えた36戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（11戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着を確保した。
3月25日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦でオープンの韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（12戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマリーゴッドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
5月14日、中6週で迎えた38戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（福島芝2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（13戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。
6月10日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた39戦目は、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（14戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。
9月10日、約3か月の休養明けで迎えた40戦目は、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（15戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。
10月8日、中3週で迎えた41戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝2000m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（16戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。