スヴァルナ（2015年生、母ブルーミングアレー）

スヴァルナ（2015年3月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「黄金(サンスクリット)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時21歳）と交配したブルーミングアレーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月16日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月26日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったドミナートゥスにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したサラスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2018年）

3月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウロセツにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のメイケイゴールドをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

7月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の渥美特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカヴァルを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

12月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の再度山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4歳（2019年）

3月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったミスマンマミーアにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月5日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの魚沼特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

10月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイセイモナークに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月8日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（2020年）

2月15日、中9週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

10月31日、約8か月半の休養明けで迎えた21戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた23戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

6歳（2021年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた25戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの京橋ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの三方ヶ原ステークス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

10月10日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月20日、中5週で迎えた28戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの尼崎ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7歳（2022年）

10月22日、約11か月の休養明けで迎えた29戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8歳（2023年）

5月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月3日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメリディアンローグから6馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中4週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンヴァンノに4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月21日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で平沢健治騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナリノモンターニュに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月2日、中5週で迎えた35戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で平沢健治騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

9歳（2024年）

2月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月19日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。