トニーヒアロ（2018年生、母Rocksie Lucie）
Tony Hero
2018.04.28
トニーヒアロ（2018年4月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+物語の登場人物より」。毛色は栗毛。種牡馬のMucho Macho Man（当時10歳）と交配したRocksie Lucieが9歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2022年の4歳以上C3一。
経歴
デビュー前
森秀行厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2021年）
3月14日、デビュー戦は松本大輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は508kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。
3月28日、中1週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。
5月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松本大輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。
5月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったケヴィンズクロスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
6月23日、中3週で迎えた5戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。
7月10日、中1週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。
11月10日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。
12月9日、中3週で迎えた8戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。
4歳（2022年）
2月1日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったナッチャンカットに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
2月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヨドノウイングに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。
4月21日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったメイショウフジタカにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。
5月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ビップリバプールに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
6月2日、中2週で迎えた13戦目は、キンセンカ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。
10月5日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒテンハーバーに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。
10月26日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ダノンパルスにクビ差交わされて2着に甘んじた。
11月15日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマジンに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
5歳（2023年）
1月25日、中9週で迎えた17戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。
2月23日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったフレディバローズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
3月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原涼太騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。
3月31日、中2週で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。
4月21日、中2週で迎えた21戦目は、ラスティ・ネイル賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、伸びてきたピエールモンタナ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
5月22日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、伸びてきたカフジタウルス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
10月31日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、うさぎ座特別（大井ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は菅原涼太騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。
11月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
デビュー前
堀千亜樹厩舎（大井）へ入厩。
12月9日、中3週で迎えた25戦目は、C1八 九 十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原涼太騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。
12月28日、中2週で迎えた26戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。
6歳（2024年）
1月25日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2五六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったジョーフェイスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。