ユウキサンボーイ（1987年生、母ダイサンリーフ）

ユウキサンボーイ（1987年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシヤインボーイ（当時13歳）と交配したダイサンリーフが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は太田口進。戦績は、中央平地41戦4勝2着7回。1990年のマーガレットステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

10月14日、デビュー戦は内田国夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のユートジョージに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳400万下のかえで賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳400万下の樅の木賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したカシワズパールに3/4馬身届かず2着となった。

3歳（1990年）

1月14日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で内田国夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田国夫騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオリンポスカザンを半馬身振り切って優勝

2月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田国夫騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月15日、中7週で迎えた8戦目は、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田国夫騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

5月13日、中3週で迎えた9戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホリノウイナーに交わされて2馬身差の2着となった。

6月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったムーンセレナードにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月3日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の室町特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田国夫騎手（12戦2勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたダイイチコウヤ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田国夫騎手（13戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

1月15日、中0週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田国夫騎手（14戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田国夫騎手（15戦2勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた18戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

7月20日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田国夫騎手（16戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のテンザンパノープに1馬身1/4の差をつけて休み明け初戦を物にした。

8月11日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（17戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

5歳（1992年）

6月14日、約10か月半の休養明けで迎えた21戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたオーゴンシーザー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手（18戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタマモダイヤモンドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月26日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた25戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた26戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に敗れた。

6歳（1993年）

5月15日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、5歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウライジンに1馬身3/4の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

6月5日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7歳（1994年）

7月10日、約13か月半の休み明けで迎えた29戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた30戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の志摩特別（中京芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月20日、中7週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下の平安建都1200年記念（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したバンブーユージンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月11日、中2週で迎えた34戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

8歳（1995年）

1月16日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた36戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた37戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

3月11日、中3週で迎えた38戦目は、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の播磨特別（京都芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた40戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた41戦目は、5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。