ラスカルハリケーン（1999年生、母デューティエコー）

ラスカルハリケーン（1999年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のグルームダンサー（当時15歳）と交配したデューティエコーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、地方33戦2勝2着6回。2001年の三條新聞賞で2着に入った他、2001年のペガサス賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマダファームから「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」と「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

津野総夫厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（2001年）

4月30日、デビュー戦は山田信大騎手を鞍上に据えて、2歳（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のミユキショウハクに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、2歳A（三条ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったコンプリートアゲンからクビ差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の門別農業協同組合特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月16日、中0週で迎えた4戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの三條新聞賞（新潟(地)ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレイスアッパーから半馬身差の2着となった。

10月28日、中5週で迎えた5戦目は、2歳オープンのペガサス賞（新潟(地)ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

11月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の新潟ジュニアカップ（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正治騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、2歳A1（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正治騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカパトリオットから2馬身半差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた8戦目は、2歳A1（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正治騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のファヴォリートに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3歳（2002年）

2月13日、中7週で迎えた9戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦の紅梅特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた10戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤシンス特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンの’02桃花賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4月12日、中4週で迎えた12戦目は、大澤寛之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイヤモンドボスに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1690m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大澤寛之騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦の乙女ゆり特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

10月14日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ナイキプレジャーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1八九（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着を確保した。

12月11日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたエイシンシティー決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（2003年）

1月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1五（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1三（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で御神本訓史騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月14日、中2週で迎えた26戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、かに座特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、非常に緩いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた27戦目は、たて座特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪い、非常に緩いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1三（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定のハンデ戦のジューンブライド特別（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

10月22日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。