キョウエイハツカリ（1984年生、母キヨウエイハピネス）

キョウエイハツカリ（1984年6月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のインターグシケン（当時9歳）と交配したキヨウエイハピネスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は宮本一輝。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方24戦13勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の一般。

経歴

デビュー前

稗田敏男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

6月13日、デビュー戦は中野渡清一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は546kg。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月12日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月19日、連闘で迎えた3戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

4歳（1988年）

3月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名信広騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月19日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたダイナスピーチ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1989年）

10月7日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から34kg減らして迎えた6戦目は、堀井雅広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の文知摺特別（福島芝2000m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月19日、中5週で迎えた7戦目は、石塚信広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の福島放送賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石塚信広騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6歳（1990年）

5月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマサヒダカに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月13日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のノースホマレに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月21日、連闘で迎えた12戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のネブアーグロリーに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月28日、連闘で迎えた13戦目は、C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカネツアサブキに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月30日、中4週で迎えた14戦目は、めじろ特別（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のハラキンヒメに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月28日、中3週で迎えた15戦目は、英彦山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハラキンヒメに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月10日、中5週で迎えた16戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスコーピオンスターをクビ差制して圧巻の7連勝を決めた。

9月17日、連闘で迎えた17戦目は、一般（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトガリバルデイに5馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカイシルバーから1馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、佐藤浩一騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のホウトクに半馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

7歳（1991年）

7月28日、約9か月半の休養明けで迎えた20戦目は、晴山幹也騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた21戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、東日本リーディングジョッキー（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた22戦目は、千田知幸騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマツエストリームに3/4馬身の差をつけて優勝

9月8日、中1週で迎えた23戦目は、駒形賞（水沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田知幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツエストリームから2馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナガラグリーンに8馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月7日、中1週で迎えた25戦目は、川口道助騎手を鞍上に迎えて、荒尾騎手招待（水沢ダート1900m 小雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた26戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサカハヤブサに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月25日、中4週で迎えた27戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリピアーをハナ差制して勝利をモノにする

9歳（1993年）

4月12日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた28戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は晴山幹也騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた29戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた30戦目は、小竹清一騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は晴山幹也騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（5戦4勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は晴山幹也騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。