ダークインサニティ（2006年生、母エンドレスドリーム）

ダークインサニティ（2006年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「暗闇の狂気」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時12歳）と交配したエンドレスドリームが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸武光。戦績は、中央平地4戦1勝2着1回、地方21戦13勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

矢野義幸厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2009年）

4月3日、デビュー戦は野沢憲彦騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。馬体重は544kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコーリュウに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフミトオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を収める

4歳（2010年）

1月15日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジョリーズヒーローをクビ差振り切って負け無しの3連勝を決めた。

2月8日、中2週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた4戦目は、一般C2八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトリムに4馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3月27日、中6週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルセーヌシチーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月11日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルターズブレーヴに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月24日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6歳（2012年）

9月4日、約22か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、夕刊フジ杯（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、秋風スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったエンドスターに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中3週で迎えた11戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、月見山こどもの森特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のゴールドアップを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

11月17日、中3週で迎えた12戦目は、土佐勤王の志士特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた13戦目は、愛媛県いしづち特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のリョウマクンに4馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

7歳（2013年）

2月3日、中6週で迎えた14戦目は、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のタージマハルをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

5月25日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリワードドルゴンに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（6戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドローランに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月22日、中1週で迎えた18戦目は、乗ろうよ路面電車特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で永森大智騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワイルドビートに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月6日、中1週で迎えた19戦目は、土佐赤岡絵金特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で永森大智騎手（8戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクラッカージャックに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月20日、中1週で迎えた20戦目は、鯨ウォッチング特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で永森大智騎手（9戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のフィールザヴォーグをクビ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月3日、中1週で迎えた21戦目は、柏島スキューバダイビング特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で永森大智騎手（10戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた22戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、クラッカージャックに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中4週で迎えた23戦目は、木佐貫泰佑騎手を鞍上に迎えて、四万十青さのり特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1イ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木佐貫泰佑騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（11戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のサンデーライセンスを半馬身振り切って優勝