モナーキズム（2015年生、母メイトリアーキー）

モナーキズム（2015年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「君主制主義」。毛色は鹿毛。種牡馬のDubawi（当時13歳）と交配したメイトリアーキーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。主な勝ち鞍は2019年の一里野まんぷくりんまつり(一般B2)。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

2月4日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は488kg。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月20日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオーミプレストに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィガロズサンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したアヴォーリオに半馬身届かず2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた8戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、工芸・アート賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカノウムスビに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4歳（2019年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムティナナを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

4月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグレインに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、中黒家・榊原家の結婚式の祝儀を稼ごう杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったサンリットデューに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた12戦目は、一里野まんぷくりんまつり（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデルマサンブッカに2馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

6月11日、中3週で迎えた13戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、マリーララヒメにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬ポッ娘・守永真彩賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカイステージに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月14日、中2週で迎えた15戦目は、金沢主計町茶屋街特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったバルタンセージに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。