クリスビート（2006年生、母スイホービート）

クリスビート（2006年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名より＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のクリストワイニング（当時9歳）と交配したスイホービートが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は林時春。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の山中こおろぎ橋特別(一般B1一)。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

6月6日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

6月27日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

9月6日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月2日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、古田君名古屋競馬デビュー記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のピンクマラコイデスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた8戦目は、一般C20（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4歳（2010年）

1月1日、中2週で迎えた9戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったエリモフォーダイヤにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアライズボブに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

2月2日、連闘で迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた14戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のデルマオシリスに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3月25日、連闘で迎えた15戦目は、日景賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた16戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉秀騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイーストミラクルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、いおり賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹田吉秀騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のヘイハチドリームに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエリモトップサンドをクビ差振り切って制した。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた21戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般B4二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒミノマーチを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

7月12日、連闘で迎えた22戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、アイビスビッテにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月25日、中1週で迎えた23戦目は、能登恋路火祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイヤイーグルに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月15日、中2週で迎えた24戦目は、曽々木大祭特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のスピンヒーローを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

8月29日、中1週で迎えた25戦目は、富来八朔祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったパワフルウッズに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月12日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハッピーパインをハナ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

10月11日、中3週で迎えた27戦目は、山中こおろぎ橋特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のグランドローザに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

10月26日、中1週で迎えた28戦目は、金沢城カップ（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦4勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた29戦目は、輪島画仙紙特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦4勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた30戦目は、兼六園雪つり特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したマルタカドリームを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月5日、中1週で迎えた31戦目は、加賀象嵌特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。