クールフォーチュン（2000年生、母セルレア）

クールフォーチュン（2000年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。2002年にNARグランプリアラブ系2歳最優秀馬を受賞した。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のホーエイヒロボーイ（当時15歳）と交配したセルレアが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹中哲。戦績は、地方31戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2002年の全日本2歳アラブ優駿(アラ系2歳)。

経歴

デビュー前

中野明厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2002年）

7月2日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（園田ダート820m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハリキリヒーローを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、アラ系2歳F1（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイファーマドンナを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月13日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系2歳F1（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系2歳F1（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系2歳F1（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のワシュウビジンをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた6戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳F1（園田ダート820m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したワシュウビジンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系2歳F1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイズミパークを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦の栄駿賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクダイオーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中3週で迎えた9戦目は、2歳戦の全日本2歳アラブ優駿（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のミルフィーユマリモに1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

3歳（2003年）

4月23日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳戦のフクパーク記念（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、アラ系3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスペシャルシャトーをクビ差振り切って5勝目をゲットした。

6月19日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の兵庫アラブ優駿（園田ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（11戦5勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた14戦目は、鋤田誠二騎手を鞍上に迎えて、サルビア特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったラピッドリーランから4馬身差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、ひなげし特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鋤田誠二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったホマレユウキからクビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中1週で迎えた16戦目は、あさがお特別（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鋤田誠二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、馬産地協賛特別がんばれ福山競馬（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鋤田誠二騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のラピッドリーランに2馬身の差をつけて制した。

10月13日、中2週で迎えた18戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B1以下（福山ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイグンからアタマ差の2着に甘んじた。

10月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の鞆の浦賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鋤田誠二騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた20戦目は、なでしこ特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鋤田誠二騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサンキュウホマレに6馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

11月30日、中3週で迎えた21戦目は、3歳戦の全日本アラブグランプリ（福山ダート2250m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鋤田誠二騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイグンから6馬身差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦のアラブ王冠（福山ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鋤田誠二騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた23戦目は、大晦日特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鋤田誠二騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のレビンマサをクビ差制して1着ゴールを果たした。

4歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた24戦目は、エフエムふくやまレディオBINGO賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鋤田誠二騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた25戦目は、福山マイラーズカップ（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鋤田誠二騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた26戦目は、花市場賞（福山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で鋤田誠二騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた27戦目は、ローゼンホーマ記念（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鋤田誠二騎手（12戦3勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた28戦目は、福山桜花賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鋤田誠二騎手（13戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月21日、約7か月の休み明けで迎えた29戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、リーデンローズ特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、ポインセチア特別（福山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は鋤田誠二騎手（14戦3勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2005年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた31戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、新春賞（福山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。