ディサーニング（2015年生、母タクトフリー）

ディサーニング（2015年4月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「洞察力のある」。毛色は鹿毛。種牡馬のStreet Cry（当時17歳）と交配したタクトフリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。2022年の名鉄杯(オープン)で2着に入った他、2022年の栗東ステークス(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグリズリダンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2018年）

4月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

11月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の高山特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露し、4着に入った。

12月15日、中1週で迎えた6戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたクリムズンフラッグ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2019年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブライトエンパイアを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月25日、中8週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

6歳（2021年）

1月24日、約20か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は西村太一騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったナイトブリーズにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3月20日、中7週で迎えた11戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のレッドランサーに3馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月2日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西村太一騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの大垣ステークス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月3日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のミスズグランドオーをクビ差振り切って久々の実戦を制した。

12月12日、中9週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

7歳（2022年）

1月16日、中4週で迎えた16戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

3月26日、中9週で迎えた17戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、名鉄杯（中京ダート1400m 雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイアイターコイズにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月15日、中6週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

7月9日、中7週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

10月30日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた21戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8歳（2023年）

2月19日、中8週で迎えた22戦目は、大和ステークス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5月27日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

8月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月29日、中9週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月30日、中8週で迎えた26戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク2023杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9歳（2024年）

1月17日、中2週で迎えた27戦目は、阿波とん豚10周年記念（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた28戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、兵庫県産たまご特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた30戦目は、若草特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。