ダンデイアポロ（1986年生、母ヒカリサイド）

ダンデイアポロ（1986年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時10歳）と交配したヒカリサイドが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地12戦2勝、中央障害13戦3勝2着7回、地方2戦2勝。1988年の小倉3歳ステークス(G3)に勝利した他、1991年の小倉障害ステークス(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

内村寛司厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（1988年）

6月6日、デビュー戦は村瀬好彦騎手を鞍上に据えて、馬体重は410kg。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロノメアリをハナ差制して初白星を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、鞍上は2戦連続で村瀬好彦騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサンケイトツプに4馬身の差をつけて制した。

8月21日、中7週で迎えた3戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のユートサイクルに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のリバルドサキに3馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

11月12日、中9週で迎えた5戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3歳（1989年）

5月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた8戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、パールステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた9戦目は、小倉日経賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

10月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西浦勝一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（4戦2勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

12月2日、中4週で迎えた12戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（1990年）

6月24日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた14戦目は、小倉日経賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、やまなみステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は酒井浩騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったコーリンパレスから5馬身差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（2戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンパーソに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（1991年）

1月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で酒井浩騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた19戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で酒井浩騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシュウオーから2馬身差の2着となった。

2月23日、中3週で迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井浩騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョウエイライダーからクビ差の2着に甘んじた。

3月17日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井浩騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジログッテンから2馬身半差の2着に敗北した。

3月31日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で酒井浩騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタカラホーオーに5馬身の差をつけて6勝目をマークした。

4月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で酒井浩騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノカジンから1馬身3/4差の2着となった。

5月18日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で酒井浩騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったパンフレットから3馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井浩騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジログッテンから2馬身差の2着に敗北した。

7月20日、中4週で迎えた26戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のカンパリーホープに約11馬身の大差をつけて7勝目をつかんだ。

8月17日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は酒井浩騎手（11戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。