スーパーライセンス（1990年生、母ミルレーサー）

スーパーライセンス（1990年3月22日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマイニング（当時6歳）と交配したミルレーサーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦7勝2着5回。1995年のキャピタルステークス(オープン)に勝利した他、1995年のプロキオンステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月6日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

6月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったドリームカムトルーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキングマジックに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月5日、中1週で迎えた4戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた5戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（1994年）

2月14日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、インターリバーサルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロイヤルシャダイに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

4月17日、中6週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワカバノボルに1馬身3/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月8日、中2週で迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

9月11日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

10月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のユキノサンシャインをクビ差振り切って雨中の激戦を制した。

11月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（4戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったクロフネミステリーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はA.ムンロ騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のノムラエンペラーに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5歳（1995年）

1月8日、中2週で迎えた16戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のファイヴナカヤマを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

1月29日、中2週で迎えた17戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月25日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのプロキオンステークス（京都ダート1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマルタカトウコウに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月16日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、福島民報杯（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた20戦目は、関越ステークス（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月30日、中5週で迎えた21戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上はA.ムンロ騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホクトフィーバスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月7日、連闘で迎えた22戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた23戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でA.ムンロ騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた24戦目は、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサイレントキラーを半馬身振り切って優勝

12月23日、中3週で迎えた25戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

6歳（1996年）

1月14日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

9月21日、約8か月半の休養明けで迎えた27戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのアイルランドトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた29戦目は、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた30戦目は、師走ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手（11戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

7歳（1997年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で坂井千明騎手（12戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。