アルーブルト（2018年生、母トリアンドルス）

アルーブルト（2018年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「魅力+塊(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時9歳）と交配したトリアンドルスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。2024年のポルックスステークス(オープン)で3着に入った他、2024年の平城京ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ディアレストクラブから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月11日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

10月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月6日、中5週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトゥルーバローズにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルグスタフに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったカレンロマチェンコに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタイセイサムソンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

10月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴォワドアンジェに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイエストポイントに7馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月20日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの出石特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリリーミニスターをハナ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2022年）

1月10日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの加古川ステークス（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（9戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のラヴネヴァーエンズに1馬身3/4の差をつけて4勝目を獲得した。

3月21日、中4週で迎えた14戦目は、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（10戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた15戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

6月18日、中8週で迎えた16戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5歳（2023年）

11月5日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

12月10日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6歳（2024年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ポルックスステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入り込んだ。

5月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた20戦目は、平城京ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（11戦4勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月9日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（12戦4勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月12日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、大阪スポーツ杯（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（13戦4勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。