マーベラスクラウン（1990年生、母モリタ）
Marvelous Crown
1990.03.19
マーベラスクラウン（1990年3月19日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のMiswaki（当時12歳）と交配したモリタが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地20戦7勝2着5回、地方2戦0勝。1994年のジャパンカップ(G1)に勝利した他、1994年の京都大賞典(G2)を制するなど、G1級競走1勝を含む重賞3勝を挙げた。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 22戦7勝 [7-5-2-8/22]
- 総賞金国内
- 4億1,292万円
- 生年月日
- 1990年3月19日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- セン
- 毛色
- 栗毛
- 厩舎
- 新井康夫船橋
- 馬主
- 笹原貞生
- 生産者
- 早田牧場新冠支場
- 抹消情報
- 地方：1998年10月1日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Bull Dog＝Sir Gallahad | 6*6*7×7 | 4.68% |
| き | Fairway＝Pharos | 7*7×6*7 | 3.9% |
| きS | Pharamond＝Sickle | 6*7 | 2.34% |
| 牡 | Princequillo | 4×4 | 12.5% |
| 牡 | Nasrullah | 5*5×6 | 7.81% |
| 牡 | Count Fleet | 5×5 | 6.25% |
| 牡 | Nearco | 6*6×6*7 | 5.46% |
| 牡 | Blue Larkspur | 6*7×6 | 3.9% |
| 牡 | Blenheim | 7*7×6 | 3.12% |
| 牡 | Phalaris | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Teddy | 6*7*7*7 | 3.9% |
| 牡S | Man o' War | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Hyperion | 5*5*7 | 7.03% |
| 牡M | Gainsborough | 6*6*7 | 3.9% |
| 牡M | Vatout | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Selene | 7×6*6 | 3.9% |
| 牝 | Mumtaz Mahal | 7*7×7 | 2.34% |
| 牝M | Cinna | 7*7 | 1.56% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ミスタープロスペクター系
- ファミリーナンバー
- 13-a
レース成績
経歴
デビュー前
大沢真厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1992年）
9月19日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシロキタアラシに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。
10月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
11月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
12月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったワコーチカコにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
3歳（1993年）
10月16日、約10か月半の休養明けで迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のセンターザイーグルをハナ差振り切って休み明けの一戦をモノにした。
11月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のパワーシンザンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。
11月20日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦の比叡ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のホクセツギンガをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
12月11日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したルーブルアクトにクビ差届かず2着に甘んじた。
4歳（1994年）
1月5日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデG3の金杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったエイシンテネシーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。
1月23日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデG2の日経新春杯（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。
3月6日、中5週で迎えた11戦目は、G2のマイラーズカップ（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したノースフライトにクビ差届かず2着に惜敗した。
4月3日、中3週で迎えた12戦目は、G2の産經大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。
5月15日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したゴールデンアワーにクビ差届かず2着に甘んじた。
6月19日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジワンマンクロスを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。
7月10日、中2週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G2の高松宮杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。
10月9日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、G2の京都大賞典（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアイルトンシンボリをハナ差振り切って2つ目の重賞タイトルを獲得した。
11月27日、中6週で迎えた17戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（9戦3勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のパラダイスクリークをハナ差振り切って最強馬の称号を手中に収めた。
5歳（1995年）
10月8日、約10か月半の休養明けで迎えた18戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り 小雨/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（10戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。
11月19日、中5週で迎えた19戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。
12月9日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。
6歳（1996年）
12月4日、約12か月の休み明けで迎えた21戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。
7歳（1997年）
1月27日、中7週で迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。