センショウダッシュ（1989年生、母コーナーフラッグ）

センショウダッシュ（1989年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時6歳）と交配したコーナーフラッグが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着1回、地方24戦10勝2着2回。1993年のパラダイスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

12月21日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（1992年）

2月2日、中5週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルダイダンサーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったエアポーリヤに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月17日、中7週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のセントノーザンに3馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るビンゴローラーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

9月13日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（6戦2勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた16頭をごぼう抜きし、最後は2着のトウショウヒューイに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

12月20日、中3週で迎えた12戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（7戦3勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

4歳（1993年）

4月25日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂本勝美騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

5月15日、中2週で迎えた14戦目は、R.ロメロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた15戦目は、パラダイスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（8戦3勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月27日、中2週で迎えた16戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた17戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月8日、中2週で迎えた18戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

5歳（1994年）

4月30日、約8か月の休養明けで迎えた20戦目は、箱根ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（10戦3勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（11戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた22戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6歳（1995年）

1月6日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、ガーネット賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた25戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ベイサイドカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた26戦目は、朝倉実騎手を鞍上に迎えて、望春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸梶由則騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトップアーティストに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月26日、連闘で迎えた29戦目は、一般C1-1（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸梶由則騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレモネードに2馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

7月29日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸梶由則騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシュウミリオンに3馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、越知町平家とコスモスの里特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸梶由則騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイドアンサーから1馬身半差の2着に敗北した。

9月24日、中5週で迎えた32戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウセイホマレに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月9日、中1週で迎えた33戦目は、野分特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（1996年）

3月16日、約5か月半の休養明けで迎えた34戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトハリケーンに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

3月29日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は戸梶由則騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月26日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた37戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のキャッスルロードに半馬身の差をつけて10勝目を達成した。

6月23日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた39戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマックスチャーチャに6馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

8月15日、中2週で迎えた40戦目は、ささ百合特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングデネポラからクビ差の2着に甘んじた。

10月12日、中7週で迎えた41戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメルモアンジェリカに3/4馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月22日、中0週で迎えた42戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイグンキングに1馬身の差をつけて制した。

11月26日、中4週で迎えた43戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のラガーチャンピオンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月2日、連闘で迎えた44戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（1997年）

1月1日、中3週で迎えた45戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、サラブレッド初夢特別（高知ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた46戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月22日、中5週で迎えた47戦目は、アメジスト特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。