アイランドゴッテス（1982年生、母フジノビート）

アイランドゴッテス（1982年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリイフオー（当時7歳）と交配したフジノビートが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。戦績は、中央平地26戦9勝2着5回。1986年の京王杯オータムハンデキャップ(ハンデG3)に勝利した他、1986年の関屋記念(G3)を制するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

10月13日、9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサニーリーガルに4馬身の差をつけて勝利した。

11月4日、7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴットリバーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月18日、9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックスキーからハナ差の2着に甘んじた。

2歳（1985年）

2月24日、10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングアローから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月17日、16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月7日、22頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。17着に敗れた。

5月19日、28頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（1986年）

2月23日、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月9日、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月5日、ハンデ戦で5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したシャトーダンサーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月10日、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のウイーウオーンをハナ差振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

5月31日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のパールステークス（東京芝1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のエビスジョウジに1馬身1/4の差をつけて勝利した。

6月21日、吾妻小富士賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

7月12日、4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のオノデンモモコに3馬身半の差をつけて勝利を挙げた。

8月3日、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダイナシュガーを3/4馬身振り切って勝利を掴み取った。

9月7日、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のダイナシュートを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月12日、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダイナフェアリー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（1987年）

4月26日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月17日、G1の安田記念（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手。19頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

6月28日、吾妻小富士賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で増沢末夫騎手。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキッポウシを上がり3位の末脚で半馬身差し切ってトップでゴールに飛び込んだ。

7月19日、BSN杯（新潟芝1200m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で増沢末夫騎手。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセンチュリーエルに2馬身半の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

8月9日、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で増沢末夫騎手。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月13日、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で増沢末夫騎手。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ダイナアクトレスに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で増沢末夫騎手。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月1日、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は岩元市三騎手。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月22日、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。