ブラジルジャクー（2008年生、母チーサキー）

ブラジルジャクー（2008年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「コーヒーの種類」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時16歳）と交配したチーサキーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡崎牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方16戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2三四五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡崎牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、岡崎牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、臼井義太郎によって210万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

8月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

10月31日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

11月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

3歳（2011年）

1月29日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月3日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた9戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のラブリースカイに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリバースターリングから3馬身差の2着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の虫歯予防デー特選（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムライチョウをハナ差制して圧倒的支持に応えた。

10月16日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月15日、中3週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた13戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月14日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクリスチャンラヴをハナ差振り切って3勝目をゲットした。

4歳（2012年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2十五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は上田健人騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったキーパーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月5日、中8週で迎えた19戦目は、一般C2九十（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナナコマチに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

5月1日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2六七（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上田健人騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、フレンチにハナ差交わされて2着となった。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上田健人騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカトリエンペラーをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。

8月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、向日葵特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5歳（2013年）

8月7日、約11か月半の休養明けで迎えた24戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は上田健人騎手（5戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

9月10日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた25戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。